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名前は誰のもの?

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名前は誰のもの?

スクウェア・エニックスの人気ゲーム「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」をノベライズした小説の主人公の名前をめぐり、争いが起きているようで、どうやらゲームを元にした映画で同じ名前を勝手に使われたとして、小説家が映画を製作した会社などに損害賠償を求めているようです。

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー

対象となっているドラクエVは、1992年にスーパーファミコン用ソフトとして発売され、親子三代にわたる壮大なシナリオやモンスターを仲間にできるシステムが好評で、シリーズの中でも1位2位を争う人気のタイトルで、作家の久美沙織さんは、このゲームを元に小説を書き、スクウェア・エニックスから93年に出版していました。

ゲーム中では、主人公の名は、各プレーヤーが決めてプレイするのですが、小説では「リュカ」と名付けられており、「リュケイロム・エル・ケル・グランバニア」という称号も付け加えられています。

ちなみにこの「グランバニア」というのは、ゲーム内で主人公の故郷とされている地名のようで、それ以外は自ら考えた名前なのだそうです。

そして、スクエニや東宝などがドラクエVを元にした映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」を製作し、昨年8月に公開したのですが、この映画の主人公の名は「リュカ」であり、久美さん考案の称号と似た「リュカ・エル・ケル・グランバニア」という呼称も出てくるのだそうです。

問題は、作家の久美沙織さんにはこのことは知らされておらず、映画の出演者がテレビ番組で映画について語るのを聞いた際、「リュカ」の名を使っていることを初めて知ったのだそうで、スクエニ側に説明や協議を求めたが、同社側は「リュカは非常に短く、ありふれた名称で、創作性は否定される。著作物として保護されるものではない」と協議に応じなかったのだそうです。

そこで、久美さんは今月24日、スクエニや東宝などを相手取り、200万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求める訴訟を長野地裁佐久支部に起こし、訴訟費用をクラウドファンディングで集めました。

なんかこれ、きちんと説明しておけば、ここまで大きな問題とならなかったのでしょうね。

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日本のカルチェラタンとも呼ばれる神田駿河台。その名を冠する当事務所は、その名の通り「依頼者のかかえる悩み・望みを一緒に解決していく」質の高い法的サービスの提供に努めております。

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