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公正取引委員会が異例の意見書

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公正取引委員会が異例の意見書

「食べログにおいてアルゴリズムの変更で評点が急落したのは、飲食店の公正な競争に悪影響を及ぼし、独占禁止法に違反する」として、韓国料理チェーン「KollaBo」の運営会社・韓流村が食べログの運営会社・カカクコムを訴えている裁判で、公正取引委員会が異例の意見書を出していたのだそうです。

「悪い口コミが増えたわけでもないのに、当社の店舗では、平均で0・2点、最大で0・45点も急に点数が下がったのです。他にも焼肉トラジ、一蘭、天一なども下がっていました。共通するのはみなチェーン店だということです。点数が下がったことで、当社の売上は月平均で約2500万円も落ち込みました」というのは韓流村の任和彬(イムファビン)社長。

そこで任社長は2020年5月、点数を下げる「チェーン店ディスカウント」で損害を負ったとして、訴訟に踏み切ったのだそうで、カカクコム側はアルゴリズムを変更したことは認めたものの「公平公正にやっている」と言うばかりか、ぐるなびなどの競合他社も存在するから優越的地位にないと主張しており、不公正な取引方法を行った事業者を処罰する独禁法違反にはならないと主張しています。

そこで今年6月、裁判体が独禁法などの訴訟を中心に扱う民事第8部に変更になると、裁判官が公取に見解を求め、9月19日、公取から「公審第650号」と題された意見書が出されたようで、その内容というのが、カカクコム側の「取引には当たらない」との主張に対し、「点数」表示のサービスは〈「取引の条件又は実施」に当たると考えられる〉と否定し、食べログが優越的地位にあるかどうか、そしてアルゴリズムの設定・運営が恣意的になされたか否かについても、裁判の考慮要素となると述べているのだとか。

今後どのような動向となるのか注目ですね。

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日本のカルチェラタンとも呼ばれる神田駿河台。その名を冠する当事務所は、その名の通り「依頼者のかかえる悩み・望みを一緒に解決していく」質の高い法的サービスの提供に努めております。

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